
この記事で解決するお悩み
- 初めてのスピーチでどうしたらよいかわからない
- とにかくスピーチで恥をかきたくない
- どういう手順でスピーチをつくるか知りたい
私は元々、口下手で人見知りでした。立場が上がっていくにつれてスピーチをする場面が多くなってくるんですが、前日は眠れませんし、当日スピーチが終わるまではずっとドキドキしていました。
そんな私でも、今ではスムーズにスピーチができるようになりました。この記事では、私がどのようにスピーチの作り、どのように話しているかをお伝えしていきます。

この記事を書いた私は営業歴26年、年商230億企業の役員をしています。
まだ成果の出ていない営業パーソンの参考になれば幸いです。
よいスピーチとは
よいスピーチとは、聞き手を退屈にさせずに、「聞き手の心が動いた」もしくは「このスピーチ聞いてよかった」と思わせるようなスピーチです。
とくに印象にも残らなかったり、何を話しているのかわからなかったりすると、聞き手は退屈で早く終わってほしいと思うものです。
スピーチの作り方8つのポイント
よいスピーチを作るためには、8つのポイントを抑えれば初めて作る方でも簡単に作れてしまいますよ。
スピーチの作り方① テーマを決める
まずは、何を主軸に話をしていくのか決めましょう。忘年会なら会社や社員のこと。結婚式なら新郎新婦の仕事ぶりや人柄など。ニュースや名言、ことわざに関することなどその場に相応しいテーマを決めましょう。
スピーチの作り方② 話の構成をつくる
スピーチの構成
- あいさつ
- 自己紹介
- 話の概要を伝える
- 本題
- 締め
あいさつ
まず初めに、明るく元気な挨拶から入ります。挨拶は全人類共通のコミュニケーションです。
自己紹介
初めに自己紹介をします。あなたがどんな人なのかを伝えましょう。もし印象に残るキャッチフレーズをもっていると、一気に興味を持ってもらえる可能性が上がりますよ。
スピーチを聞いている方全員があなたのことを知っていれば自己紹介をする必要はないでしょう。
話の概要を伝える
「今からこんな話をします」と概要を伝えます。どんなスピーチかわからないまま、 ダラダラ話をされると内容がわからず、退屈になりますよね。
本題
話したい内容を話しましょう。
締め
最後にお礼や感謝の言葉など、締めの言葉を言って終わります。
スピーチの作り方③ 聞き手を意識する
話したいことだけを話すのではなく、聞き手の立場になったときにどのように感じるのかを常に意識して作りましょう。
スピーチの作り方④ 具体的なエピソードや体験談を入れる
エピソードや体験談を話の中に取り入れると、話にリアリティが出るので、聞き手の印象に残りやすくなります。
スピーチの作り方⑤ 気持ちや想いを伝える
感謝の気持ちや大切に想っていることなど、本音をスピーチに取り入れることで、すごく魅力的なスピーチになりますよ。
スピーチの作り方⑥ 重要なキーワードがある場合は何度か使う
覚えてほしいキーワードは繰り返し使うことによって強く印象に残すことができます。
スピーチの作り方⑦ 数字を使う
「伝えたいことは3つあります」など、数字を使うと流れがわかりやすくなります。
スピーチの作り方⑧ 3分で終わるように
笑えるような楽しいスピーチでない限り、3分で終わらせるようにしましょう。内容があまり入ってなかったとしても3分なら退屈にはなりません。
スピーチがうまくいかない2つの原因

スピーチがうまくいかないのは主に「準備不足」と「緊張」の2つです。
しっかり準備をする
スピーチの準備とは、話す内容を事前に決める(作る)。そして、作ったスピーチを紙を見なくても話せるようになるまで、何度も何度も練習するということです。
練習する時に大事なのは、目の前に大勢の人がいるイメージをしながら練習しましょう。
仕事帰りの車の中や風呂に入っているときなど、一人で声をだしても恥ずかしくない場所で、本番と同じような気持ちで声を出しながら練習するのがポイントです。
一語一句、全てを丸暗記しようとすると、少しでも内容が飛んでしまったときに焦りからパニックになることもあるので、流れと話のゴールをしっかり把握して、同じような意味の言葉で暗記するとよいでしょう。
ある程度、紙なしでもスピーチができるようになったら、ご家族や同僚など、他の人に聞いてもらうとより臨場感(本番のように)をもって練習できますよ。
時計を見ながら3分くらいで終わるかどうかも確認しておきましょう。
慣れてる人でも緊張する
どんなに慣れている人でも緊張はします。人は緊張すると頭の中が真っ白になり、何を話せばよいかわからなくなることがあります。
それでは、どうすればこの緊張を克服することができるのか。それは、やはり練習あるのみです。何度も練習して、本番をイメージしながらシミュレーションを重ねていくと本番でも自信をもってスピーチできます。
スポーツ選手も試合のために、日々の練習を真剣に行っているからこそ試合で成果がでるものです。それと同じです。
スピーチの話し方7つのコツ

スピーチの話し方① とにかく自信をもって話す
人は自信のない人から話を聞きたくありません。途中で噛んでも、言う順番を間違ったとしても、何度も言い直してよいので自信をもって堂々と話しましょう。
スピーチの話し方② 姿勢を正す
姿勢が悪いと自信がないように感じます。真っすぐ立って、堂々とマイクのところまで歩いていきましょう。マイクの前に来たら頭の上から糸で引っ張られてるように真っすぐに立ちましょう。
スピーチの話し方③ ゆっくり大きな声で話す
とにかく大きな声で話をしましょう。声が小さいと何を言ってるのか聞き取りづらくなりますし、自信がないように感じます。遠い人にもはっきり聞こえるようにゆっくり大きく声を出しましょう。
スピーチの前に腹式呼吸を行っておくと大きな声がでやすくなりますよ。腹式呼吸のやり方は、ゆっくり鼻から息を吸って、口をすぼめて息を吐く。これを何度か繰り返すとよいでしょう。
スピーチの話し方④ 全体を見渡すように
下を向いたり、上だけを見たりしていると自信がないように見えてしまいます。右を向いたり、左を向いたりして全体を見わたすように話しましょう。
スピーチの話し方⑤ 身振り手振り
身体や手で表現するようになると、より自信があるように感じます。例えば、「3つあります」と言うときには指を3本上げます。事前に鏡の前で練習しておくとスムーズに動かせるようになりますよ。
スピーチの話し方⑥ 上手く「間」を取り入れる
聞き手に強調したい言葉や覚えてほしいキーワードは、少し「間」をつくって発するようにしましょう。聞き手により印象に残りやすくなります。「間」とは1~2秒程度、沈黙を作ることを言います。
スピーチの話し方⑦ 抑揚(イントネーション)をつける
こちらの感情が相手に伝わりやすくなるので、共感してくれやすくなります。抑揚をつけて相手の心を動かしましょう。
スピーチでこれだけは避けたい
難しすぎる話はしない
勉強が苦手な人は多いと思います。役に立つ話ならともかく、あまりにも難しい話は聞き手が喜びません。できるだけ多くの人が共感できる身近なものにしましょう。
自慢・愚痴・暗い話はしない
誰も聞きたくありませんよね。言わないようにしましょう。笑いを誘うような自虐ネタであればテクニックとして使ってもよいでしょう。
まとめ
スピーチで大切なことは、聞き手がどう感じるかです。話したいことだけを話すのではなく、聞き手の心が動くスピーチを考えたいですよね。
ですが、難しいことは言わなくてもよくて、身近な話題で相手が共感してくれる内容でいいんです。
そして、何度も練習すると自信がもてるようになりますので、堂々とスピーチをしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。